【初冬のコレクション】【ex.Panczner】【コレクター放出品】メキシコ　ブファ鉱山産　ダンブリ石/ダンビュライト　鉱物　標本　原石

今週は初冬の雰囲気が漂う品質の優れた鉱物を揃え、【初冬のコレクション】特別出品を行います。サイズ：約51x37x32mm重量：約205カラット産地：Bufa Mine Charcas Charcas Municipality San Luis Potos Mexico.ダンブリ石の代表的な古典名産地、メキシコのチャルカス地域に位置するブファ鉱山からのダンブリ石の群晶標本、メキシコ鉱物の世界においてその右に出る者はいないほどのメキシカンコレクションを築いた人物、1960年代から1990年代に活躍し、ツーソンショーにて数回のサムネイルケース受賞歴を持つ上の世代のトップ級コレクターであるウィリアム・デイヴィッド・パンチナー氏から引き継いだ古いコレクションで、長波と短波のUVライトで二種類の蛍光現象が浮かび上がり、強烈な硝子光沢が走る純白なダンブリ石は優美な放射状に整えながら群生し、蛍光する藻類が宿る流氷のようなメキシカン古典鉱物標本です。それだけでなく、パンチナー氏はチャルカス地域を含めたサン・ルイス・ポトシ州の標本産地を最初に調査した人物で、現在のmindatやMineralogical Record誌が出版したメキシコ鉱物特集に書かれるササン・ルイス・ポトシ州の産地資料のほとんどはパンチナー氏が1987年の著書から引用されると明記されています。立派な200カラットを突破し、5センチに達した標本は純白なダンブリ石群晶のみで構成され、メイン結晶は4センチにも達しています。ほとんどの群晶は無傷で、ダンブリ石の典型的な庇面式構造を持つ群晶の表面に強烈な硝子光沢が走り、バランスの優れた放射状に整えながら群生しています。標本は長波UVライトで柱面が青白く蛍光し、短波UVライトで錐面に近い結晶の先端に奇妙な明るい黄緑の蛍光が浮かび上がります。最も特筆すべきことはやはりメキシコ鉱物を愛し、多くのメキシカン標本産地を調査した第一人者であるパンチナー氏から引き継いだ個体で、暗闇の海面に浮遊し、蛍光する藻類が宿る流氷のようなメキシカン古典鉱物標本です。パンチナーコレクションオリジナルラベルとアーケンストーンラベル、由緒正しい二枚のラベルと専用展示台が付属致します。メキシコ中部の高原地帯は伝統的な鉱山地域で、中部の高地に位置するサカテカス州は1540年にスペインの植民地となり、後1546年に高品位の銀と鉛鉱脈が発見されました。その2年後に鉱山が正式に設立され、16世紀から19世紀まではなんと世界の銀の20%を産出した巨大銀山地域として広く知られています。サカテカス州と隣接するサン・ルイス・ポトシ州は1592年に銀鉱脈の発見によって設立され、最初はフランス王ルイ9世に敬意を表してサン・ルイス・レイと名付けられ、後に豊富な銀資源を望んでいた入植者が当時に世界最大の銀山地域であるボリビアのポトシ大銀山になぞらえて、サン・ルイス・ポトシに改称されました。サカテカス州と比べ、サン・ルイス・ポトシの銀資源の埋蔵量は若干控えめですが、それでも夥しい銀鉱石が精錬され、メキシコ高原にて採掘された膨大な銀資源は当時世界の金銀複本位の通貨制度に計り知れない衝撃を与えました。特に東アジア地域は古くから銀本位を採用し、日本の場合は金貨より銀貨の価値が高い時期もありますが、メキシコやアンデス山脈などのラテンアメリカから採掘された銀資源が鋳造された銀貨として大量に流入し、最終的に日本だけでなく世界通貨としての銀の役割は20世紀初頭に完全に消滅され、貴金属製品へと変貌しました。サン・ルイス・ポトシ州の北部に位置するチャルカス地域の名前の由来は州の名前と同じ、当時のボリビアの首都であるチャルカス(現在ではスクレと呼ばれています)に擬えて名付けられ、このような入植者が銀山の豊作を願うために大銀山ポトシにちなんで命名された鉱山や地域は中南米に多数存在します。チャルカス地域の鉱脈はメキシコ高原に広がるスカルンタイプの充填、交代多金属鉱床に属し、16世紀末の発見当時は銀鉱山として開発され、やがて銀資源が枯渇した後に亜鉛と銅鉱山として稼働しています。観賞用鉱物標本の世界においてチャルカス地域は主に硼素が含まれる二種類の珪酸塩鉱物、ダトー石とダンブリ石の代表的な古典産地として知られています。ダンブリ石はアメリカの鉱物学者であるチャールズ・アッパム・シェパードが北米コネチカット州ダンベリー郡にて発見し、原産地にちなんで1839年に命名した鉱物です。スカルンから産出するカルシウムと硼素の珪酸塩鉱物で、一般的なＦタイプのトパーズと同じ庇面が発達する斜方柱状に呈し、トパーズの完全劈開に対してダンブリ石の劈開は不明瞭で、またモース硬度は7にも超えた原因で昔はダイアモンドの代用品として広く利用されました。こちらの標本はダンブリ石の代表的な古典名産地、メキシコのチャルカス地域に位置するブファ鉱山からのダンブリ石の群晶標本、メキシコ鉱物の世界においてその右に出る者はいないほどのメキシカンコレクションを築いた人物、1960年代から1990年代に活躍し、ツーソンショーにて数回のサムネイルケース受賞歴を持つ上の世代のトップ級コレクターであるウィリアム・デイヴィッド・パンチナー氏から引き継いだ古いコレクションで、長波と短波のUVライトで二種類の蛍光現象が浮かび上がり、強烈な硝子光沢が走る純白なダンブリ石は優美な放射状に整えながら群生し、蛍光する藻類が宿る流氷のようなメキシカン古典鉱物標本です。パンチナー氏(パンチナー氏のプロフィール→https://mineralogicalrecord.com/biographies_labels/pancznerwilliam/)は天文学を研究する学者で、鉱物の領域では特にラテンアメリカの鉱物を熟知し、1987年に著書【Minerals of Mexico】を出版しました(画像10)。それだけでなく、パンチナー氏はチャルカス地域(https://www.mindat.org/loc-2296.html参考文献欄にて)を含めたサン・ルイス・ポトシ州の標本産地を最初に調査した人物で、現在のmindatやMineralogical Record誌が出版したメキシコ鉱物特集に書かれるサン・ルイス・ポトシ州の産地資料のほとんどはパンチナー氏が1987年の著書から引用されると明記されています(https://www.mindat.org/loc-2340.htmlサン・ルイス・ポトシの鉱山一覧)。立派な200カラットを突破し、5センチに達した標本は純白なダンブリ石群晶のみで構成され、メイン結晶は4センチにも達しています。ほとんどの群晶は無傷で、ダンブリ石の典型的な庇面式構造(画像18)を持つ群晶の表面に強烈な硝子光沢(画像2358)が走り、バランスの優れた放射状(画像235)に整えながら群生しています。標本は長波UVライトで柱面が青白く蛍光し(画像7)、短波UVライトで錐面に近い結晶の先端に奇妙な明るい黄緑の蛍光が浮かび上がります(画像146)。最も特筆すべきことはやはりメキシコ鉱物を愛し、多くのメキシカン標本産地を調査した第一人者であるパンチナー氏から引き継いだ個体で、暗闇の海面に浮遊し、蛍光する藻類が宿る流氷のようなメキシカン古典鉱物標本です。パンチナーコレクションオリジナルラベルとアーケンストーンラベル、由緒正しい二枚のラベルと専用展示台が付属致します。この度コレクション整理のため出品いたします、この機会をぜひお見逃しなく。注意事項※写真は白熱灯/UVライト環境で撮影しております。※天然石のため、多少のヒビや欠け等のダメージがあります。※お使いのモニターにより写真と実物で色が異なる場合がございます。※サイズや重量に若干のズレがある場合がございます。※台座やミネラルタックは付属しません。不明点につきましては、ご購入前にご確認をお願い致します。...

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